「ただの寝言」と「病的な寝言」の見分け方・対処法

寝言の基礎知識

 

自分では聞くことができないのが寝言です。旅行などは複数で一部屋に寝るという機会もよくありますが、そんな時に人の寝言を聞くと、ちょっと面白かもしれませんが、逆に自分の寝言を人に聞かれるのは心配なものです。

 

こうして普通よくある寝言ですが、これには、特に心配のない寝言と、病気の症状となる寝言の2種類に分けられます。

 

寝言が増える睡眠障害では、それこそ隣で眠っている人に迷惑をかけることもありますから、しっかり見極められるようにしておく必要があるかもしれません。特に心配しなくてもいい寝言は、子供の頃には結構多くみられるものですが、成長するに従って回数や長さは減少傾向となり、殆どの場合は25歳を過ぎると寝言はなくなります。

 

また、大人での寝言は、基本的に女性よりも男性に多くなっているようです。イメージとしては、夢を見ている時に寝言を言っているのではないかと考えがちですが、そうとは限りません。夢を見ていることが多いのはレム睡眠の時ですが、この状態で寝言を言っている割合は80%程度とされています。

 

ノンレム睡眠で眠りの浅い時では、約50%、深いノンレム睡眠では約20%とされています。
睡眠の種類によって寝言の内容も違ってきます。感情豊かな内容が多くて、夢の内容とも関係深いのは脳が活動しているレム睡眠の時で、あまりはっきりした寝言は、やはりちょっと恥ずかしいものです。脳が休んでいるノンレム睡眠では、夢との関連はあまり見られないとされています。